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 [86] 蓬莱八卦 ≪ほうらいはっけ≫ [団体名] 【魔】【協】【一部秘】

  横浜の魔女。仙人仙女。横浜導師。
ほぼ8割が海に沈み、孤島が連なって諸島として存在している横浜、ベイサイド地区。
それらの中で8つの領域を1つずつ持ち所有する力ある魔女八人を蓬莱八卦と呼ぶ。
古代中国から伝わる易における8つの基本図像≪八卦≫にちなんだ方角と事物事象の力を持つ魔女達。
担当領域は、島、山、海、社など様々であるが大抵は拠点と其の周辺を管理している。
一部国津神の末裔である妖怪達が多く住む場所でもあり、それらの出自の王族の魔女や古い貴族の血統の魔女、大魔女なども存在する。
互いの領域は不可侵条約だが危機の際には相互協力する条約が交わされている。
特徴として長生で長寿的な魔女達が多く、大陸の魔女達との親睦を持つ者もいる。

 

 [85] ヴァルキリア ≪ばぁるきりあ≫ [団体名] 【魔】【協】【一部秘】

  上野軍。特務組織軍隊。
設立経緯は不明。
背景となる大災害後の上野は、魔王クラスの悪魔が徘徊する巨大悪魔地帯として混沌としていた。
当時上野に作られていた巨大核シェルターナルヴィアから名を取られたナルヴィア台地は悪魔の巣窟であり人々はシェルターから出ることさえもできなかった地上の地獄であったが…、其の悪魔たちを排除し、動こうとする魔女達の動きがあった。
シェルター脱出と地上奪還の為、志願兵員を鍛錬させ連携を取るために軍事的組織として作り上げられ悪魔に対抗した集団がヴァルキリアの前身母体だと云われる。
この際にいた魔女等は人工魔女であるウイッチインクルード達であり、多くの試験的魔女等が使用され、また戦士していった。
だが、人々を守り死んでいく魔女と悪魔を駆逐する魔女達の姿に上野の人々が一種崇拝的な感情を担うのは、自然でもあり、また対悪魔としての成果は十分なものであった。
其の後、大企業が残存するグレートコーポレート数社のバックアップを受けて、人が台地を再び踏むための悪魔殲滅を目的とした精鋭特殊部隊が設立される。
これが「ヴァルキリア」である。
名称は北欧神話におけるワルキューレの別名。
古ノルド語に由来しており、「戦場において死を定め、勝敗を決する女性的存在」という意味である。
悪魔を駆逐する魔女を女神化させる意識と士気と信仰を併せ重ねた主義とを如実に表している。
ナルヴィアの英雄と呼ばれる大魔女を筆頭に活躍した魔女らの力が更なる権力者たちの興味を引き、やがては魔術協会からの大魔女の移籍をも実現させ、後の上野を実質的管理する形にまでなったのはある意味で必然な形であった。
最高司令部は複数のグレートコーポレートの支配者たちであり、現場指揮管理を統括するのは協会からの大魔女である。
代表的な部隊としてウイッチインクルードで構成された魔女部隊があり、1部隊は4〜10名前後と少数精鋭。
他に民間からの志願兵等を加え大災害前の軍事機器の配給配布、雇用傭兵としてのディスエイブルによる外人部隊を持つ。
特に大魔女が率いる赤軍騎兵、魔女騎兵、魔兵、攻殻竜騎兵などが魔女部隊として有名であり強力。

 

 [82] ポナペの聖典 ≪ぽなぺのせいてん≫ [アイテム] 【魔】【協】【一部秘】

  ポナペ教典。深淵の大魔導書。
船長日記。

古代ムー大陸の文書のひとつ。
古代ポリネシアの魔導書のひとつでもあり、深きものたちについての内容が濃い。
彼らの扱い方、信仰の仕方、海の神々に纏わる内容、嵐の結界、海産物の豊授、神殿の作成などの秘術が記載。
深淵の魔術師ガタノソア、ゾス=オモムグの名も出てくる。
オリジナルはムーの文字である古いナアカル象形文字でヤシのパピルス紙に書かれている。
教典版である写本も存在するが荒削りであり内容の4割程度に留まる。
ムーの文書タイプが最も古く、深淵の王との接触が書かれていると云われる。
またエゼキエルの爪と呼ばれる工芸品の作成も記述。
聖典は古さ、扱いにくさと共にラクムマギリ化できると教会では分類されている。

 

 [44] 風刻のスー・ウィール ≪ふうこくのすーうぃーる≫ [人物名] 

  騎士王配下の円卓の騎士の一人。
最も若い騎士であり、10代の少女であり、巫女でもある騎士。
ネイティブ・アメリカインディアン・スー族の末裔であり、全身に紋様を刻印として刻んでいる。
ペタと言う名の、5m強の強大な白いバッファローである聖獣を常に連れている。
ショートボウ、ブーメラン、ショートスォードを使用し、鎧は銀のハーフプレートアーマーを着用。
聖剣はブーメランで、本人は、自然干渉系の魔術にも長けている。
本人の身長は150cm代の為、移動中は、ペタの上に乗っている姿もよくみられる。
決して、バッファローが本体ではない。

 

 [29] 蛇王の背骨 ≪へびおうのせこつ≫【地名】 【魔】

  魔王山脈。蛇山。
アルカディア遺跡の裏手に当たる山道の事を指す。
アルカディアが聖都として成り立つ前に住み着いていた、蛇人間と呼ばれる悪魔たちの居住区があり、平定された後も数多くの入り組んだ地下住居が見つかっていることから現在も危険性があるとされている。
高く聳え立つ山脈の異質な頂の屈折により、山中などは陽の光が届かず、万年暗い大地であり、其の為か異質な植物や悪魔が住み着いている。
山中の何処かには、蛇人間たちの支配者であった蛇の王が討ち取られた場所があると噂され、其処には蛇王を討った際の聖剣がいまなお刺さっていると云われている。
特別な磁気嵐が発生するため、電子機器は意図も簡単に壊れてしまう場所でもある。

 

 [19] 緋色 ≪ひいろ≫ [名称] 【協】【魔】

  緋色の瞳。
魔を司り統べる色でありまた魔を退ける意味合いを持つ。
忠義を示し食欲や性欲等の生物の本能的思念をもつ幻視の色。

世界や異界に緋色を持つ人種は存在しない。
これに似た色(朱色や苺色等)も同様。
魔界や異界のものが人化の際に彩る赤は黒く濁んだ色になるが、魔界の王族だけは純粋な緋色を持つとされる。
それら王族に力を与えられるものはその魔力に侵され瞳を紅くすると言われる。
なので、魔界において従者の意味合いを純粋に持つ悪魔は緋色ほど鮮やかではないが瞳が赤い場合がある。

協会では魔道を究めたものは会得するマナの律によりこの色を持つとされるがこの道を目指すものは同様にマナを抑える力を得なければ魔力により身を滅ぼすといわれる。
緋色の瞳を持つものの特長として満月の際、その魔力が著しく上昇する。また同様に思念としての二次神経が活性化するため、強い食欲や性欲、破壊衝動や残虐性/被虐性をみせ五感や感覚にも異常をみせる。其れは体内に内包する純粋な魔の魔力の暴走とも取れる。