学園内の秘匿システムと派閥間確執 【サイト内時間:2046年 現実時間:2010年度版】


学園の設立は、大災害後直後と、云われているが、此れだけの設立準備などが容易にかつ早急に行なわれた理由は定かではない。

大災害から、およそ半世紀あまり…。

学園は、荒廃した世界の中に、生徒会の各魔女の領域によって支配される区域、学園自体の結界の広さから、広大な敷津面積を持ち、
また、高水準の生活環境を住まう生徒や教師たちに与えています。
しかし、これらは、人知れず行方不明や消息を絶つ一部の生徒や教師たちによって成り立っている世界です。
学園では、通常の授業の他に、魔術関連や実践戦闘を踏まえた特別な授業なども数多く、行なわれていますが、其の中に、貴賓蜜【キヒンミツ】と呼ばれる特殊な授業があります。
此れは、男女別に行なわれるのが基本ですが、時には男女混合で行われる事もある授業です。
詳細は、後述しますが、この授業は、いわば、性奴隷としての身体を作るための授業です。
この授業形態は、特殊であり、様々な性行為に関する内容が定められていますが、この授業のことは、受けている生徒たちでさえ記憶が残らないように、
完全な隠匿が魔術によって保護されながら、実施されている秘匿授業になります。
この授業の中で、特に目立つ生徒は、大学部の上にある、博士館から生徒会を通し、選定され、学園出資者である元へと、高額な対価と引き換えに、引き取られていく形になります。
選定基準は、男女共に容姿などを基本基準とし、持つ特別回路などの能力によっても選ばれる事があります。
貴賓蜜のシステムが実施されたのは、理事長不在の際からと呼ばれ、長久に渡って様々な授業形態などが、生徒会実施の元に行なわれてきましたが、
其れに対し、意義を唱え、反発を形として行なったのが、旧執行部と呼ばれる魔女たちと其の派閥の生徒、教師たちです。

2039年冬―――――――旧校舎の壊滅と共に、双方の魔女たちに多大な被害を残したものの、旧執行部の魔女たちが、封印か、殺害される形になり、
旧執行部側の敗北という結果にて事態は一応の終局を迎える。
旧執行部派閥に属していた生徒、教師たちも殺害、洗脳による貴賓蜜の実施等により、死亡や陵辱の後、売られるものや壊れるもの、死ぬものなどもいたものの、
若干名の生存者を存在させた。
此れは、最後まで学園で生存が確認されていた執行部の魔女の手により、行なわれた学園魔術システムの崩壊による結果であった。
其れまで、学園結界システムの一環で、所属する生徒、教師の魔力回路の照合を行なっていたシステムが破壊された為、
学園内の蓄積マナの異常放出により、執行部所属とされていた生徒、教師たちの確認ができなくなったためと、学園内敷地内に充満した【ルルイエの霧】と呼ばれる、
あらゆる感知能力を無効化する霧の発生が要因であると云われている。
結果、あるものは、執行部所属を隠し、あるものは、行方をくらます中、学園は、残された生徒会の魔女の元に、新たな生徒会を発足し、
事件当時のすべての記憶消去と共に、学園治安を復帰させた。

そして、―――――――月日が流れ―――――――。

学園の対価である原罪でもある貴賓蜜は、其のシステムを縮小してきているものの、現在でも、其の生活環境と多くの生徒たちを保護する学園の対価として存在していた。
生徒会の中でも、其れを容認する魔女とすくなからず其れを由としない魔女も存在しはじめた頃、

―――――――7年の月日と共に訪れた、冬、

旧執行部の魔女たちが、再び、学園に姿を現した―――――――。







■貴賓蜜【キヒンミツ】
鐘城十聖学園で、行なわれる学園維持の為の人身御供である対価システム。
内容は、生徒たちを主体に行なわれる、性奴隷としての身体を作るための肉体開発授業を指す。
授業の存在は、特別教師にしか明かされていない内容と存在であり、貴賓蜜専用の、監視者と呼ばれる特別教師が授業を行なう。
監視者自体の表向きの職業は、外客扱いの臨時特別教師である。
(但し、1級教師の場合は、学園の主軸であるために、生徒会所属の正式な教師として在籍。)
授業形態は、授業を受ける生徒たちも授業前、後に施される魔術により、当人の記憶にさえ残らない。
存在の秘匿は、学園内でもトップクラスであり、特別教師と言えども生徒や他者に口外は一切できない制約がかけられている。
また、監視者は、授業内で有力な生徒を助手として選ぶ権限を持っており、選ばれた生徒は、存在を秘匿する対価として、監視者同様の生徒を自由にできる権限と力を持つ。

授業の目的である性奴隷として、満足のいく身体に調教された生徒は、【蜜納惧】(みつのうぐ)と呼ばれ、学園出資者達の下へ売られることになる。
売られる際には、外見や性への躾が前提とされるものの特殊な魔力回路を持つものなどが選ばれる事もある。
かつては、力の強い監視者が授業を行っていた事もあり、選定される中に銘を持つ魔女が選ばれる事もあった。
力の強い監視者は、執行部との抗争により、真っ先に標的とされ殺されていったが、完全に監視者全員を抹殺できなかったために、現在もこのシステムは続いている。
基本、対象は、生徒であるが、教師に対しては、教師用の授業がなくても、それらを行なう権限を併せ持つ。

原則、すべての生徒は、貴賓蜜を受けているが、執行部所属の生徒には、受けていない生徒も存在し、資質で甘露《ソーマ》を持つPCは、除外される。


■授業レベル
PCがどの程度の授業ランクに存在しているかは、PLで自由に設定できますし、其の上下も自由に行なえます。
PCの生活状態などで上げるのも良ければ、下げるのも可能です。。
基本、蜜納惧と、して売られるレベルは、最低3レベル以上になります。
また、LV4以上は、博士館の魔女とも認識がある既知関係となります。
教師で、このレベルを持っている場合は、過去(もしくは現在も継続で)何かしらの問題を起こし、監視者によって、肉体的処罰を受けた(受けている)状態を示します。
教師PCでこのレベルをとるのもまた、PLの自由です。

レベル0:ほぼ座学のみ。映像や他者の実践などを見ているなど。けれど、キスはするのでファーストキスは守れない。
レベル1:奉仕活動が主軸。他、自慰、
レベル2:実践経験有。此処からは処女/童貞ではいられない。
レベル3:野外授業や複数行為等も含む高等授業。
レベル4:アナル開発、娼婦館での実践行為など、外客を取る行為も行う。
レベル5:ハードなSM等、マニアックな内容にも対応できる授業も行なう。
レベル6:他者の筆卸し、調教もこなせ、性属性も攻受のどちらでもできる。魔女の相手を行なったり、指示を受ける場合もある。


■監視者/助手については、 ≪此方≫ を参照。