■生活環境




■医療
医療機関として運営している場所はありません。
ただし、学園内には医療室がありそこには簡単な薬剤などは置かれていて応急処置程度ならばできます。
本格的な治癒として最も有効なのは治癒能力を持つ異能者にお願いすることです。
この世界にある乙女天神社、黒峰総本山に辿りつければ治癒系の能力を持つ者もいて有料(寄付やお布施という形)で治癒を施してくれるでしょう。
(後者は人によっては性的な支払いを後に要求されるかもしれませんが)
また、都庁跡地に建っているバビロンタワーの住民たちの中にはそういった能力を持つ者もいるかもしれません。


■気候
突発的に天気が崩れたりと極めて不安定。
雨は酸性雨の時もあり、直接浴びることは望ましくない。
(酸性雨の説明は此方→(クリックで別窓が開きます)
同様に雪は未知の病原菌が付着していることもありかなり危険。
外に行くものは必ず雨対策は必要。
なので、街では新鮮な空気も需要が多く販売されている。
一般的に災害前と同じ気候を持っている季節は夏のみであり、秋、春といったものは期間が少なく、冬は寒冷が長く支配する。


■宗教
キリスト教に近い教えを広めているミトラ教は寛容で救済を求める人々を誰でも受けいれます。
ただし強い禁欲生活や戒律がありそれらを破ると厳格な罰が存在します。
白い法衣に身を包んでいる清楚な神官達によって管理され、建てられたミトラ大聖堂を拠点として数多くのシスター達が常にその救いの手を差し伸べています。
逆に黒羊教は欲に忠実な信者たちを集め一種カオス的な集団でもあります。
力の強いものの言葉が戒律となりタントリック・ヨーガと呼ばれる性的な儀式を含む修行体系も持っています。
欲にまみれた者でも相応の規律を持って保護してはいますが、半ば陵辱的な活動も多いためか一般的には避けられ恐れられています。
信者は黒い僧衣に身を包んでいて屈強な男達が多いのも特徴です。
上記二つとは違って中立的な立場で今の日本で人々の心の支えとなっているのが乙女天神社です。
巫女や神主は今現在の土地神を信奉しささやかな救済(一晩限りの寝床や食事の提供)などを行っています。


■他国の世界情勢
日本の各地・世界各地の情勢は此方に纏めてあります。
海外出身者・新宿近辺以外からの出身PCは背景設定の参考にしてください。
世界情勢→■(クリックで別窓が開きます)


■法(※これらは、学園外のものであることに注意【学園は学園独自の法が設定されています。】)
災害後の法は国としての機能が失われているため世界的に無法な状態とも呼べる。
大抵は、生存者の住む場所場所でその法は変わることになる。
人々が集まれば、其処で暮らしていく中で、共同体として自治体のような団体が結成される場合もあるし、そうでなく力のみが支配される法が成り立つ場所もある。
皆を引っ張る人柄による法が生まれることもあれば仲間意識を根底として法が生まれることもある。
中にはヴァチカンのような災害前の法をそのまま残して暮らしている場所もあり、
復興の強いヨーロッパでは商業組合などの商法的な法、資材を持ち弱者を支配する貴族達の法などが教会の法とともに守られている。
それらには、運良く土地が残りそれらを守り抜く事に成功し生産を通して余剰生産力を手に入れた貴族達が自衛力を高め交易をはじめ力をつけていくという背景がある。


■職種
災害後の職種として存在する職種はさまざまなものがあるがいずれも中世時期の古い職種になる。
各宗教組織が力を持っていることもあり、それらの聖職者等も多くなったし、逆に職そのものを失い日々を生きるために農民や、木こり、水夫行商人になるものも多い。
芸に突発したものならば曲芸師や吟遊詩人的な仕事をして日々の硬貨を集めるもの、力のあるものや軍隊や公安機関に所属していたものは用心棒、傭兵などの仕事をするものもいる。
資材・物資・食料等を持つものが上に立つ時代の為、彼らはその財産を守るために用心棒や傭兵を多く雇うし相応の高待遇を用意する。
人格があり力のある人間は各組織や豪商の元に雇われる交渉人になることもあり、追剥等だけに力を使うアウトサイダーになるものもいます。
商人もさまざまで古い物資を売り払うもの、死体を売りさばくものや人身売買なども水面下で多く存在します。


■学園以外の教育団体等
舞台となる新宿の鐘城学園以外にも初等教育を行なって復興している学校も世界には存在はします。
それらは教育者の生存者がボランティアで開いた塾であったり、日々の過程の中で暮らしていける程度の食料と引き換えに授業を行なったりするのが現実で、
職種として成り立つようなものではありません。
中には野盗に襲われ命を落すものもいれば人身売買などの闇商人に子供をそのまま連れ攫われるケースもあるでしょう。
しかし、関東では新宿のほかに復興している場所もいくつかあります。
それらの場所で生徒たちを守りながら教育している場所もあるかもしれませんが、実態は不明です。
各都市間を移動するためには地下鉄通路を使用しなくてはなりませんが、その地下通路事態が強力な悪魔の支配下に置かれていたりと放置されているためです。
ですので、各都市間の情報というものはほぼ手に入りません。


■衣食住のレベル
鐘城学園に所属する生徒たちの衣食住は災害前とあまり変化はありません。
自販機も学園内には存在し、物資、食材も外から仕入れてきてはいるものの安全なルートでかつ衛生上も問題のないものばかりです。
しかし、それは学園内だけでの話であり、学園外の世界はそういった食材は極めて高価なものとされています。
日々を生きていく中で人々の食事は一日二食が殆どですし、中には日々の食事に恵まれないものも多く存在します。
運良く露店や商売を営む段階までもっていけた人は幸運ですが、大抵の人は、自分たちの身を寄せる団体の食事を貰いながら一日を畑仕事や復興作業の為に費やすでしょう。

災害後の日本では、一般的な食事は麦、パン、豆のかゆやスープであり、米は貴重なため祝い事の時にしか食べないか売りに出してしまいます。
果物、野菜や家畜も同様にほぼ売りに出す形か直接的な物々交換に使用します。
ただし、ヨーロッパなどでは、教会が交易を非難しているため、闇市でしか出回らないものも多くなります。
衣服はブランド物などは災害前の残されたものしか存在しないので極めて高価な趣向品であり、大抵は古着や手作りの品になります。
履物も靴が少なく高価なため、足とすねの周りに細い布を巻いて靴下兼靴としている場合などもあります。
こういった事情からもこと新宿では鐘城学園に居るというだけで一部の人々からは疎まれる事も多くなります。