か(21)

 
 
 

 [107] 貴族院≪きぞくいん≫ [組織名] 【魔】【秘】

  貴族上院。枢機卿の巣。メトセラの血族。公子の貴族。上位始祖会。
大公の下、貴族の権威、血族、家系を制御統括する組織機関。
貴族社会の秩序を作り上げた機関であり上は12人の枢機卿から設立されている。何れも世代の古い家系の血族であり中でも階位6より上の実力は高く魔女クラスだと思われる。各氏族参議、警史、家令も此処で決定される。掟は第一の掟から第六の掟までが作られていて、太古より此れを守っている。

始祖の血を継ぐ貴族種。能力では一般貴族たちを圧倒するエルダー種。
第一位から第二十位まで存在するが、上位のものは氏族を離れていたり、生存もわからないのでこの階位になっている。
第三位始祖のみ3人存在する。の権限が認められている。
発言力は第六位以上のみが有効発言となっているのが実質であり、過去に最高位の血を引くダンピール(半貴族種)が確認されているが、吸血鬼ハンターとして貴族院とは敵対している。
一説によれば、トラベラーズハットを被り、背には長剣を差し、胸には青色のペンダントをさげた黒衣の美青年であるとか。

 

 [106] 喰種種≪ぐーるしゅ≫ [群体名] 【魔】【秘】

  喰らうモノ。黒石の混沌。石の獣。石の樹。

第一殲滅外患種に認定されている回路持ち専用食人種である人と貴族の亜種である喰種と呼ばれる。
主な主食は回路者の躰。個体差はありますがおよそ能力者の4 - 7倍の肉体能力があるとされている。

食性が人肉のみに限定された肉食の亜人種。何時から存在していたかは不明だが大災害後に生まれた新しい種とされる。
反社会的な食性があり、通常時は人間との外見的な差異が無く、条件付きで交配も可能であるなど、限りなく人間に近い種。
其の反面、身体能力は極めて高く、数mを跳躍する脚力や素手で人体を貫く膂力を有し、程度の軽い擦過傷や切傷であれば一瞬、骨折でも一晩程度で治癒する回復能力を有し、また銃弾や刃物などの一般武器では傷一つ付かないほど耐久性にも優れている。
感覚器官も非常に鋭く、遠方から近づく人物の体臭を嗅ぎ分けられ、雑踏の中から足音を聞き分けることもできる。寿命は明言されていないが人間のように老化した喰種が登場しており、主要器官に致命傷を負えば死ぬことから不老不死ではない。捕食もしくは交戦時には特異能力を発症させる。
此れは体内に生成される黒石による影響であり、また心臓を貫かれても頭部を失っても黒石がある限り再生するケースもある。
黒石は極めて硬質な物質でできており、別名を赫石と称せられる。
此れには喰種に特殊能力を与える細胞回路があるとされ、回路者の体内には微量ながら存在しており、喰種は人肉の摂取によってこれを赫包に蓄積する。其の構造上、同族である喰種の体内に多く保有される為、共喰いを行うことでより大量に摂取でき、能力の推進が見込めるが、人肉に比べて遥かに味が劣ることと自尊心から此れを実際に行う喰種は少ない。


 

 [104] 騎士王 ≪きしおう≫ [人物名] 

  正式本名不明。黒王。剣の王。英霊王のひとり。トゥーハンドキャバリア。
署名としての名は、ヒルダ、もしくはヒルデリカと名乗る。
聖剣を抜き欧州にて覚醒。領域シフトにて日本に来た際に新宿御苑大森林の主と契約をし、騎士王の倉を作る。
配下に円卓の騎士を置く。二刀流。
生き別れの姉妹がいるらしい。
民衆前に出る際にはフルプレート、フルヘルムが基本だけに男性と思われていることが多い。
城内では軽装が多く騎士たちをからかい、専属の魔女に無理無茶な要求のヒーロークエストをさせるユーモアな性格。
物事には熱しやすく冷めやすいが割と根気はあるという自己評価。
食事はブリテン式が多い。

 

 [99] カースバインド ≪かーすばいんど≫  [地域名] 

  呪圏禁忌地帯。干渉絶対領域。マナ暴走エリア。
核弾頭でクレーターなどが出来ているエリアに発生されていると云われている特殊なエリア。
電波系器具の暴走、マナが暴走していて通常の能力の使用さえもおかしくなる場所。
とりわけ能力者が一番影響を受ける場所であり、容易に魔力の使用ができない。
下手をすれば、治癒能力者が傷を治そうとして対象を爆発死させてしまう、電子機器が突然発火すると言う事さえ起こる。
証言報告だけ信用するならば悪魔であって悪魔でない特殊な存在もいるという噂。

其れだけに特殊な材質の触媒が発見されることもあり、中には地球外鉱石もあることから核弾頭による攻撃ではなく特殊な大魔術攻撃による影響ではないかとも云われている。

 

 [98] 関東崩壊跡地エリア  ≪かんとうほうかいあとちえりあ≫  [地域名]

  大災害崩壊跡地。未開地。汚染地帯。災厄遭遇地区。
関東カースバインド(呪圏禁忌地帯)のひとつ。
旧目黒、世田谷。
旧目黒から世田谷方面に広がる大災害崩壊跡地エリアを指す。関東圏内におけるカースバインドはこの近辺と多摩方面になる。
核弾頭の攻撃の直撃を受けた為か大地にはクレーターが出来、河川の変化、地脈の変化と共に山々が存在している。
核汚染が色濃く残るために生態系が変化し、存在していた悪魔さえも変化をしているとされており人類が生活できる状態まで回復していない。
放射線に被曝し本来の存在とはかけ離れてしまった動植物や悪魔の脅威は危険で無条件で人間を襲うものが多い。
カースバインドなどもあり未知の脅威が付き纏う。
此処を通る際にはガスマスクなどが不可欠。
通常のルートはアルハザード方面からにあたり、東京湾岸エリアへは迂回ルートになる。

 

 [94] 獣の王 ≪けもののおう≫ [群体名] 【協】【魔】【秘】

  獣王。六王。
グランロード。セリアンゼクス。
大災害後の異族の一種、獣人種達の王の中で選抜された王を指す。
特に日本の埼玉千葉方面に広がる千葉埼玉二大大森林エリアが有名。
人との共存を確立した異種族の一端。
エレメンタルプレーンへのタイムホールも存在し、欧州等への行き来も限定ながらに有るために勢力としては目下急上昇中。
現在は六人の王が確認されていて其々が領地的な範囲を持ち支配都市のような街を持つ。
王は王秦武装と呼ばれる概念武装を所持する。
其の中での政、民事行政を平定と主軸に行っている。
現在の王たちの種別は、狼種、狐種、熊種、兎種、獅子種、龍種の6種。
寿命、生命力が高くまた知能が発達していて悪魔的な考えと人間的な考えの共有性を持つ彼らは現在ではある意味で世界的には理想的な支配人種の一環を担っている。
過去には様々な淘汰や争いが行われていたが王達の共同体勢が確立した後は安定した一大勢力となっている。
国教的なものは王秦会であり、其れにラナ・アレーナと乙女天神が親睦勢力として付いている。

 

 [91] 儀式魔術 ≪ぎしきまじゅつ≫ [魔法用語] 【学】【魔】【協】

  時間と熟練、精神を必要とする上級魔術。
特徴として、通常のインスタント魔術(瞬間発生型)に比べ強力なものが多いが強力になればなるほど、制約、時間が必要となり術者の消耗や対価も激しくなる。
大まかに分けて[浄化][召喚][呪付]の3種類を基本系統とし、[覚醒]を第四形態とする。

基本行使にあたる成功率の上昇としては月の位置、時刻、魔法陣などになるが必要魔力が高い儀式には複数の術者で意識の共有をすることも多い。
ただし、魔術の発現にはマナの意識が必要とされるので術者間の発現イメージと思想が近くなければ却って成功率を下げることもあるので人員選抜には注意が必要とされる。

学園で教えている術式は限定されているが、アーティストやソウルリンカー、エンチャンターは其の能力基準値を高く持つ者が多い。

 

 [84] 九大鎮守 ≪くだいちんしゅ≫ [団体名] 【魔】【協】【一部秘】

  上野の魔女。上野の結界担当。軍の魔女。
上野の地域を9つに分けて管轄している力のある魔女達を指す。
群雄割拠の現在、科学的テクノロジー、大災害前の科学の先端を疾走する上野。
軍の魔女と呼ばれるのは9名の内6名がヴァルキュリアと呼ばれる軍隊組織機関に所属している為である。
内大魔女が3人、ヴァルキュリア所属が2人という形。
領域管理は領地管理と同様でありながらも互いの利害尊重をしていることから、魔女同士の争いに発展することはない一枚岩的な管轄が特徴。
また、上野には多くのグレートコーポレートがあることから其々の企業が特務機関などを所持していて中には九大鎮守に対抗できる魔女、大魔女も存在すると云われている。

 

 [75] クロヌグリムの三騎士 ≪くろぬぐりむのさんきし≫ [群体名] 【協】【秘】

  三騎士。
不死の騎士王。
死の王。
滅ばされた悪魔王に使える騎士。
大災害後に夜城の大公領である東京総合病院に座していた悪魔、クロヌゼーバッハ(クロヌグリム)
貴族が現れる前に支配統治をしていたが貴族との戦いに敗れ、夜城を受け渡す事になる。
元より死の領域の悪魔であったために、完全に殺すことは適わず、配下の悪魔等と共に夜城地下に封印されたと伝えられる。
直属の配下として十二の死の騎士がいたが、記録に残されている騎士は三名。
其の三人の死の騎士は貴族との戦いにおいて長く戦列に加わり、貴族諸侯からも恐れられる剛勇無双の悪魔としてディスヴァリエと呼ばれる。
何れも256存在すると伝えられる死の騎士の頂点に君臨する悪魔達。

紅騎士
獣を使役する三騎士の一人。
女性騎士。
鞭にも変化し生命を奪取する魔剣を携え、刃の射程は予測できない。
靡かせるサーコートは混沌の獣を内より呼び出すと云われる。

青騎士
死者を使役する三騎士の一人。
身長2mを越す体躯。
暗くぬくみを喪うような深く昏い青の甲冑に身を固め、特殊な魔力錬成合金で出来たランスと盾を行使する。
ランスの大きさは全長5m以上、魔力を掻き消す地場を作り出し死者を蘇らせると云われる。

黒騎士
竜を使役する三騎士の一人。
影に同化する様な漆黒の甲冑に身を固め、黒い旗布を纏い、黒燿色の篭手を持つ。
背に2本の漆黒の魔剣を差していて、一本の大剣にもなる其れは剣の太刀風を超音波と化してあらゆるものを切断すると云われる。

 

 [74] 狂血病 ≪きょうけつびょう≫ [病名] 【協】

  大災害後の大病。暴血病。
最凶最悪の伝染病のひとつ。
断定できない種類の細菌を媒介とし、人間が感染すれば、強烈なめまいや倦怠感、疲労を覚える。
殆どのケースは、発病後、3時間前後にて肺に近い毛穴から出血が始まり、効果的な治療を施さない限りは半日後に死亡する。
発祥地は様々だが何処も貴族が支配している土地という共通背後だけが一致する。
死者は特殊なガスを体内に含み死亡後に、其れを吐き出す。集まったガスは菌の充満した霧となり周囲を生き物のように漂う。
この霧は特殊な魔力を持っているとされ抵抗手段がなく、血壊雲と呼ばれる。
協会の記録では血壊雲は魔力回路や生体回路を壊すと報告され、霧が発生した後は放置処置とされる。
此れは霧は生物に反応するために生物がいなくなると同時に動きを止め自然消滅すると云われている為である。
以上のケースから発祥した地は少なからず住民がすべて死亡。
作物も含み、何処に菌が残っているかわからないためと血雲の為、暴走した貴族のみを処理した後に閉鎖されるのが常行手段とされる。
貴族が発祥するケースもあり、其の場合は体内の値が暴走し、自我を失ういわゆる凶暴化という形だと言われる。

なお、ローマ法庁には対血壊雲の特殊機関が存在する。

 

 [66] 概念武装 ≪がいねんぶそう≫ [アイテム] 【魔】【協会】

  古代兵器。
宝具。聖具。
生体武器。生体防具。
アリストテレス産。
俗に言うインテリジェンスアイテムと呼ばれる知性のあるマジックアイテムのアーティファクト版。
物質前提としては、知性を持ち素材が地球外鉱石であるアリストテレスと呼ばれる鉱石でできているものを指す。
性能特徴としては、物によっては意志を持ち自律行動も可能とし、世界律の事象に影響を齎すものも存在する。
アーティファクト同様オドの蓄積領域数により威力の強度は変わり力の対価としてのペナルティとハンディキャップはある意味ではアーティファクトより厳しい形になる。
協会が定めた定義として言うのならば、第一種、第二種、第三種と特別なものが存在する。
ただし、第三種は擬似概念武装、サードアークと呼ばれ、アリストテレスという未知の素材を魔術師が使用するための試作的魔具を指し、
第二種は模倣概念武装、セカンドアークと呼ばれ、出力制限が可能となる汎用魔具を指す。
したがって純粋な概念武装を示すのは第一種のみとされる。
おおよその破壊力は、第一種で個体出力兵器としては1個師団並とされると実働記録が確認されている。
第一種として有名なものはミトラ教の所有する聖ミトラが使用したと伝えられる十三の聖具、
黒羊教の八葉天王と呼ばれる導師が持つ九大宝具、乙女天神の神祇の巫女達が持つ十種神宝、
協会所属の魔道王家が持つ八大刻装などが挙げられる。
オリジナルである第零種の記録としては、大災害前では各国に存在していたと云われる原罪攻殻武装と呼ばれるものとされ、此れは使用度合いによっては国を消滅させるほどの大規模破壊兵器になると推定されるために使用条約が作られる程の武装になる。
大災害後に其の殆どが行方不明になるものの北ヨーロッパ大戦では其の内のひとつが使用された事が事実上の終結に繋がったと云われている。
其の影響度合いから、占有権や所有権を巡る問題になるものの実質は個人契約である自由性も含め各独立組織機関が最も望む力としての対象であり、
其の様は大災害前の核所有状況に似ていると言わざる得ない。

 

 [59] 騎士王の蔵 ≪きしおうのくら≫ [地名] 【特教】【学】

  騎士の街。円卓の領域。

学園の東の森を越えた先に位置する旧靖国通り沿いから旧歌舞伎町付近のエリアを示す。
支配するのは魔女狩りの騎士と称えられる騎士王と云われ、騎士王と其れに従う円卓の騎士が存在する。

元はウェルーズ地方の騎士王が日本の新宿に赴いたという理由はいくつか考えられるが、其の最も有力な要因は竜の泉の存在である。
騎士王の持つ至高の聖剣を含め、円卓の騎士の武具は其々が強いアーティファクトでありそれらを統括するのが竜の精霊アヴァロンという存在になる。
この精霊の住む泉が現世に具現化した場所が新宿であり、其の為に其処に街を作り統治していると云われる。
しかし、相手は欧州において其の名は知らない者もいないと言う魔女狩りの騎士王。
旗揚げの際に目をつけられていた鐘城十聖学園は、戦的になる前に和平を結ぼうと魔女を一人派遣した。
其の魔女は初代生徒会の蒼の魔女(蒼穹の魔女)
だが、騎士王は頑なに和平を拒み、魔女は都度其処へと足を運ぶ。
騎士王は魔女を試すために6つの難題としての試練を課すが魔女は其れをすべて達成していく。
2年あまりの月日が流れ―――。
竜の識者と呼ばれる老魔術師アンブロジウの意思と口添えもあり騎士王は和平を受け入れる。
ただし、其処にあるひとつの規約を持ってきた。
騎士王曰く、
『貴公の力と誇りは確かに認めるべきものがあると判断された。だが騎士ひとりを見て国其のものを見ることは適わず』
『されど我が6つの試練を越えた貴公を称え、貴公と貴公の縁あるものたちだけは同様の者として認めよう』

―――こうして、和平は条件付で設立し騎士王の蔵との関係が始まったと云われる。
其の関係は現蒼の魔女に受け継がれ、魔女は等価として敵も多い騎士王を守るために騎士王の真名を隠すことを約束した。
ゆえに、現在でも騎士王が誰かというのは人々の記憶にはなくただ騎士王という存在だけを認知できる形で残る。

余談だが、精霊アヴァロンの住む泉の周りの庭園の世話をしているのが初代園芸部部長の執行部所属の葉曄の魔女である。
なので、葉曄の魔女の加護を持つものも其の名前をだせば蒼の魔女の加護同様に騎士王の蔵では保護下に置かれるという。

 

 [54] 虚無の属性 ≪きょむのぞくせい≫ [魔法用語] 【魔】【協】

  ゼロセクト。スペルゼロ。
ワンゼロ。第0系統。
協会で認知、設定されている8大魔法形式(アブジュレーション、コンジュアレーション/サモニング、ディビネーション、エンチャントメント、イリュージョン、エボケーション、ネクロマンシー、オルタレーション)の枠外に存在する特殊な系統の内のひとつ。
魔力の源であるマナから生まれる負の領域であるゆる物質構成の対面に存在するアンチスフィアーの魔力を意味する。
主な能力として、マナの分解を主軸とすることからマナ其のものをオドとして制御できる事が使用条件とされていて、行使過程では干渉マナの完全掌握が可能とされるため取り込んだ魔力構成を把握できるとも云われる。
理論上では、其の回路は生成進化回路と呼ばれる。
マナをオドのように制御できるというのは回路以前の条件となる為、協会の歴史内でも逸材は存在しない。
実質的にはアーティファクト等を使用しないとこの系統は行使できないものと定義されている為、机上の系統とされるのが一般的。
また、使用行使に対し干渉区域の因果律の変化も伴うとされることから禁忌魔術としても認定されている。

 

 [51] 旧講堂 ≪きゅうこうどう≫ [建物名] 【秘】

  彩架園。彩架の城。彩架個展場。

学園敷地内の森の中に存在する旧講堂であり、現在の体育館の前身の木造建物。
13年前までは使用されていた場所。
第一期生の魔女である【魔血の魔女】である深堂 彩架≪みどうさいか≫が管轄として管理していた。
美術部部長、生活環境部部長でもある魔女は、生活環境部部室を講堂内に作り活動していた。
部員の不祥事事件と共に魔女が銘を消され、処分されると同時に閉鎖された場所。
大きさは現在の体育館よりは小さいものの1階部分の天井までの高さは高い。
1階部分は、講堂、壇上、壇上裏、倉庫、裏手休憩室と裏口の扉、生活環境部部室、トイレ。
2階部分は、観覧席と荷物倉庫、映写室と階段近くの小さな休憩室のみ。
3階部分は、照明器具の整備室と倉庫のみ。
中は、荒れ果てている様子はなく、其れは管轄魔女の魔力の籠められた所々に飾られている絵画の影響だと言う。
飾られている絵画は、部員を含む生徒たちが多い。
生徒の日常光景の作品が多いのは魔女のモチーフが生徒だったという影響かもしれない。

歴史的に忘れ去られた場所であり、学園からは敷地圏内の森の中を徒歩で15分程で到着する。
途中、森の中の道標には、木で作られた十字架のモニュメント(生活環境部作成)が置かれている。

 

 [46] 黒獅子カリフ≪くろししかりふ≫ [人物名] 

  騎士王配下の円卓の騎士の一人。
本名:カリフ・ディアス・イスファハーン
イスラム国籍。
イスラム人特有の焼けた肌と繊細な白人の雰囲気を醸し出す逞しい体つきの黒人。
頬に鋭い傷跡が見え、獅子のごとき鋭い眼力を兼ね備えているのが特徴的。
五感が発達し、巨体でありながら獣のような動きと察知能力を持つ。
武器は聖剣でもある漆黒のグランドシャムシール。
鎧は、バンデットメイルを着用。

 

 [36] キャロルヒル ≪きゃろるひる≫ 【地名】

  魔女の丘。魔女狩りの丘。呪われた丘。断罪の丘。
セイレム平原から風車郡とは逆の方角(山ではなく廃都との方角)に歩いてゆくと見えてるなだらかで長い丘。
丘の頂上までは約900mで、途中、両端に長細い(3m程)の黒い鉄の槍の様な先端が十字になっている棒が刺さっている。
大魔女キャロルを絞首刑にする前日は、黒い雨が降ったとされ其の雨により戒律の聖釘と呼ばれる丘に立つソレラは、黒く変色したと伝えられる。
丘は、300m付近、600m付近で1段階、2段階と空気が圧縮して重くなっていく空間になり、魔力障害の消失を発生させる。
頂にはキャロルを含め数多くの神官を魔女として絞首刑にした、カマエルの戒律の断罪台と呼ばれる聖具が今なお置かれている。
其の絞首台は、断罪の刃も兼ね、其の刃の色は深紅であり強い魔力を帯び、漂っている。

 

 [33] 這闇の魔女エルリーン ≪げんえんのまじょえるりーん≫ 【人物名】

  闇の策士。闇を支配する神官。
本名:エルリー・N・コティングリー。
アルカディアの神官であり、大魔女キャロルの弟子のひとりでもあった魔女。
地下神殿祭祀長として、平原の魔力固定とアルカディア地下神殿の魔力装置の膨大なエネルギーを風車というアイデアで、活かし得ていた事を成功させる。
コティングリーの風車、魔女の黒風とも呼ばれた其れは、蛇王の背骨からの襲撃を幾度となく退けた…が、
数多くの戦績を残した魔女もキャロルの弟子という事で白羽の矢が立てられ、キャロル捕獲の際、実の姉であるフラン・N・コティングリーの手により殺害される。
姉妹仲のいい関係であり、ミトラの強い加護を持っていたフランが妹を殺害した理由は不明であり、当時の記録も残っていない。
ただ、地下神殿祭祀長として、当時のアルカディアの貴重なマジックアイテムを統括管理していたエルリーンが一部の権力者達からの妬みを多くかっていたのはひとつの事実である。

 

 [30] グレーテル ≪ぐれーてる≫【人物名】【秘】

  大公の娘と呼ばれる奉仕純血種。
元はどれも一介の非能力者であるが貴族の処女である令嬢たち。
大公の元に貢がられ、血を受け取り人を捨てたバンシーである少女たち。
体内に凶眼という人工的な魔眼を宿らせていて、其の為に視力を失っているが等価に強い魔力回路を得ている。
実際の魔力の強度は特別教師2級程度だが、大公に気に入られ数多くのマジックアイテムを装備しているのが特徴。
下級純血種としての能力も兼ね備えている。
また、
監査役として強力な悪魔が常に共にいるのも特徴。
監査役の悪魔は、黒猫、獅子など動物の形を好む傾向にある。

 

 [23] 貴族の瞳 ≪きぞくのひとみ≫ [名称] 【魔】【協】

  特異の瞳。最高級の魔眼。魔王の瞳。
最高位の魔眼。緋色の先。
緋色系の瞳の持ち主の魔力が高まるとその色彩が輝きと共に移り変わる様を指す。
その状態はさながら緋を称えた黄金と呼べるような色合いらしい。

協会における魔眼の認定の中で最も凶悪な部類に属するこれらの瞳を持つものは神魔や真祖と呼べる王族の家系だけであると伝えられる。ゆえに貴族の瞳と称せられ悪魔はその色を恐れ、魔術師もまた危険視する。
これらの瞳は瞳そのものに特殊な魔力回路をサイド回路として持ち、独自の魔力回復と魔力を備えていると言われ八大魔術を越える境界系統を有する。
パターンとして、他にも色合いは存在するが共通で基本色は緋色からの変化になる。

緋色を称える深蒼、緋色を含む虹色、緋色を含む深淵の黒などが強力な瞳とされる。

 

 [15] グリモア ≪ぐりもあ≫ [アイテム] 【特教】【協】【魔】

  魔道書。大魔導書。
生きる書。力ある書。狂気の書。
力ある言葉、異界の秘儀、知られざる世界の神秘が記述されているものを指す。
読む紐解くには契約が必要であり、契約には対価が必要になる。
対価には身体の一部、善心、絆、心の支え、過去、未来等を要求される。
また、記述されている術の行使には精神を消費し狂気と引き換えに強い力を得られる。

中には魔力回路を書き換える術、禁忌な付与的回路などの知識も存在する。
特に、【オールドグリモア】と呼ばれる類は太古の聖霊が宿っていて契約も極めて特殊だと伝えられ、触れるだけで強い影響を被る。

学園旧図書館(現在閉鎖中)にも数冊はそれらは保管されており、かつては学園が認める特別教師数人による編成などでそれらの本の研究、接触実践などが行なわれていた。

 

 [2] 協会 ≪きょうかい≫ [組織名] 【特教】【魔】

  初源の学び舎。
魔の尖塔。神知者の集い。
その存在が歴史的に登場したのは西暦950年程。後に暗黒時代と称される時代とされるが実際の年月は不明。
災害後も前も現代に生きる魔術師達の多くが所属する組織であり機関。
主に現界以外の外敵(主に魔界)に対抗する為の監視、調査を主とし、その為の武力、魔術研究機関を独自に持ち魔術犯罪や世界的バランスを崩す力や強すぎる力を持つ個人を抑止する為の独自の法律を敷き活動を行なう。
結果、災害前は一般現実社会で魔術がらみの事件を起こした魔術師は刑を受け事件は隠されるために知れ渡る事はない。ただし、その行為は世間一般である道徳や正義といった観点からではなく、あくまで神秘の漏洩を防ぐというのが第一であると言える。

災害後の現代では生存した魔術師たちによる新体制が敷かれ、世界各地の悪魔と対立しながらも災害の規模調査、災害後の能力者の発掘、そし現世と異界とを繋ぐ門の発見、調査、封印などを行なっている。
新体制時期に大きな内部崩壊を招き、結果、力ある魔術師たちが死去、引退、追放、放出等で立ち去ってしまっているため全盛期ほどの魔術師は所属していない。禁忌書物の大半は各セクション担当の主軸の魔術師が立ち去ったこともあり廃れてる分野もあるものの未だ所持する魔具や魔道書の保有数は随一。
現在は、若い魔術師の育成は廃れ気味であり教育面でもやや退廃気味。

本部はイギリスで、【刻の糺城】≪トキ・レイジョウ≫と呼ばれる欧州セクション。この他にも【ヨトンヘイムの門】、【ガフの学び舎】と呼ばれる二箇所のセクションが存在する。

インド・アジア地域の宗教組織(日本含む)とは相容れず、不可侵。
教会関連、ミトラとは表面上は不可侵を保ってはいるが、水面下では争いもないわけではない。ヴァチカンとは特に仲がよくない。