や(3)
[111] 四鍵柱 ≪よんけんちゅう≫ [地名] [群体名] 【魔】【秘】
4本の鍵。異界の英雄。天上四絶。律者。天命者。管理者。魔術協会認定の魔術世界でのいきとし英雄豪傑を指す魔女、魔術師を指す。
世代襲名制であり、いずれを[渇望の銀巫]、[征服の轟騎]、[疫病の黒焔]、[静謐の聖竜]と呼ばれる冠名を持つ。
世界律を調整できる役目と力を持ち、唯一神知者にも影響を与えられる抑止と制止のセカンドワードを持つ。
[81] 抑止力≪よくしりょく≫ [魔法用語] 【学】【魔】【協】
世界の安全装置。カウンターガーディアン。マナの管理者。排除するモノ。
絶対律。世界律。世界の理のひとつ。
世界と言う集合意識による最終安全機能。再生と滅びの両性を備える事象。
大きすぎる力の結果や影響に対し、自動発生する力でありストッパー。
現在の世界を可能な限りに存続させ、延長させることが第一目的であり、世界を滅ぼす/変化させる要因が発生した瞬間に出現し其の要因を抹消することが目的となる力。
カウンターと云われる名の通り、決して自主能動的な行動はできず起きた現象に対してのみ発動する役割を担う。
力の強いものが一方的に力の影響を広げようとした場合に其れを阻止し停止させる義務として世界に具現化することが多い。
其の分の対価としてあらゆる物事に対応でき抹消すべき対象に合わせて力を得られる為、呼応する対象に対し絶対勝利できる数値存在で現れる。
世界という集合無意識がカタチになったものである為、発生しても誰の目にもとまらず、誰にも意識される事はない。
人の手にしてはいけない力、無への回帰への要因であり魔術真理のひとつとされる。
この力を得ている魔女は、マナの根源に辿り着いた魔女を示す。
協会では最高位第五位魔術として、強い抑止力を制するための抑止力と言う存在が発生する抑止制御と呼ばれる事象も存在する。
此れは抑止力の力の強さを逆手に取った禁忌儀式魔術であり、いわば運命づけられた事象そのものを回避する力である。
無論其の対価リスクは極めて高く術者自身の存在以上の対価が必要となる。
[32] 闇の貴族 ≪やみのきぞく≫ 【種族名】【秘】【魔】
貴族。吸血種。ヴァンパイア。闇を統べるモノたち。【貴族の瞳】ほどではありませんが、魔眼を持つ高魔の種族。
階位ある血統の貴族は、【皇紫の瞳】(コウシのヒトミ)という紫染みた色合いの瞳を持つ。
ヴァンパイアはその歴史を旧約聖書の「カインとアベル」にまで遡ることができます。
この時代に姿を現した始祖がいわゆるヴァンパイア王であり、その後、第1世代のヴァンパイアから順に第2世代、第3世代と世代を経ていく。
現在では13世代が主流。
王はサタンと共に魔界から来た王族であり、その証拠に魔界の当主である貴族の瞳を持ち、神にも近しい力を持っていたと伝えられる。
その後、世代を経るごとにその力は弱まっていくが、それの中で第3世代の吸血種たちが生み出した力、其れが、【皇紫の瞳】という力。
古くから生き延びたヴァンパイア(第4世代)は、長老(Elder)として恐れられてる。
ヴァンパイア(第5世代)は、上君主(High-Loadr)として恐れられている。
ヴァンパイア(第6世代)は、君主(Loadr)として恐れられている。
世界の終わりがくると信じていた崇高な種族。
その世界の終わりを≪ゲヘナ≫と呼び、その予兆が大災害の事を示すと言われている。
ゲヘナには眠りについていた第3世代のヴァンパイアが蘇り、堕落した子孫達を滅ぼすと言う予言があり、その為、多くのヴァンパイアは現在、それが近いと考えている。